その昔、羽毛や綿の布団が大変な高級品だった時代がありました。そんな時代のお布団は、「布団で家が建つ」などと言われ、富豪や豪商の娘の嫁入り道具としてそれはそれは大切にされました。その習慣が現代にまで「婚礼布団」「お祝い布団」などとして受け継がれてきたのです。
実は、今のように布団が安価に買えるようになったのはかなり最近、昭和40年代の事なのです。当店の創業が昭和39年ですので、そのすぐ後という事になります。どうでしょうか、にわかには信じがたいかもしれません。

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【良い布団】は【財産】であり、羽毛も綿も資源です。いいものを長く使う、形を変えて引き継いでいくのを手助けするのが、私の使命と心得ています。